引き寄せが「怖い」と感じはじめた話
信じているのに、なぜか不安が増えていく。引き寄せが怖いと感じはじめたとき、私の中で起きていた3つの構造を書きました。
引き寄せが「怖い」と感じはじめた話
引き寄せをやってるのに、なぜか心がざわつく日が増えてきた。「これって、本当はやばいんじゃない?」と思いはじめたのは、コミュニティに入って2年経った頃だったと思う。
「引き寄せ 怖い」って検索する人、けっこういるんじゃないですか。叶わないことより、信じきれない自分が怖い、みたいな感覚。
私は3年やった元信者で、今は離脱した側の人間です。怖いと感じはじめた頃に自分の中で起きていたことを、3つに分けて書きます。
1つめ:自分の感情を否定するのが当たり前になっていた
引き寄せの世界では、「ネガティブな感情は低い波動を引き寄せる」と言われる。だから、嫌なことがあっても、すぐに「ありがたい」「学びだ」と変換しないといけない。
最初は前向きでよかった。でも半年くらい経ったとき、「あれ、私いま自分の感情に蓋してる」と気づく瞬間があった。
職場で理不尽に怒られて泣きそうになった日、家に帰って「これも宇宙からのメッセージ」と書き換えて寝た。怒りも悲しみも、感じた瞬間に「波動が下がる!」と打ち消すクセがついていた。
自分の感情を打ち消すのが習慣化していること、思い当たりませんか。
これが1つめの怖さ。引き寄せをやっていると、感情が来るたびに自分を「波動的に正しい状態」へ戻そうとする。これは構造として、自分のセンサーを壊しに行く行為だと思う。
2つめ:コミュニティから離れることが「波動低下」扱いになる
これが一番きつかった。
引き寄せ系のコミュニティには、暗黙のルールがある。「ネガティブな人とは距離を置こう」「波動の合わない人とは縁が切れる」。一見、健全に聞こえる。
でも実際には、コミュニティから距離を置こうとした人がいると、こう扱われる。「あの人、最近波動下がってるよね」「ステージが違ったんじゃないかな」。
距離を置いた本人ではなく、残った側がその人を「波動の問題」に変換する。これに気づいた日、ぞっとした。
私はその仕組みの中にいて、何人かを見送った側だった。「あ、私もいつか同じふうに語られるんだ」と思ったら、急に怖くなった。
抜けようとしたら抜けられない、という感覚はありませんでしたか。
抜けると不安になる、というよりは、抜けたあとの自分が残った人たちにどう語られるかが怖い。これは依存構造として、けっこう精巧にできている。
3つめ:「叶わないこと」より「信じきれない自分」が怖くなる
普通、信仰って「叶わない=信仰の問題」になりにくい。神様にお願いしても叶わないことはある、という前提があるから。
でも引き寄せは違う。叶わないのは「あなたの信じ方が足りない」「あなたのブロックが」「あなたの手放しが」になる。
これを2年も浴びていると、何が起きるか。「叶わないこと」が怖いんじゃなくて、「叶わない=自分が足りない」という変換が止まらなくなる。
これは諦めという意味じゃなくて、私はやれることはやった上で「説明の仕組み」が変だと気づいた、というだけの話です。
怖さの正体は「自分のセンサーが壊されること」
3つに分けて書いたけど、共通しているのは、自分の感情・関係・自己評価のセンサーがじわじわ壊されていく構造だと思う。
引き寄せそのものより、やればやるほど自分の感覚が信じられなくなることが、怖さの正体だった。
これは個人の弱さの問題じゃなくて、仕組みとしてそうなりやすくできている。
怖いと感じたとき、私がやったこと
特別なことはしていない。とりあえずコミュニティのLINEを通知オフにして、毎朝のアファメーションを一週間だけ止めてみた。
それだけで、自分の感情が「来たまま」感じられる感覚が少し戻ってきた。何かを足すんじゃなくて、引き算からだったと思う。
怖いと感じている時点で、もう半分は気づいているのかもしれない。
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もし「怖い」と感じる感覚に覚えがあるなら、その怖さはあなたの弱さじゃなくて構造の問題だと、私は思います。叶わなかったときに自分を責め続けるあのループが、なぜ起きるのかを書きました。
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